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「景品が当たったので、免許証と認め印を持って取りにきてほしい」「うちは、本来はVIPしか入会を認めていない高級レジャークラブだが、現在キャンペーン期間中で、特別な名簿からあなたが選ばれた。
会員にしてあげるから、説明を聞きにきてほしい」「特別に選ばれたあなただけに、00を特別価格で購入していただけることになった。
説明を聞きにきてほしい」などが典型的である。
国民生活センターのデータによると、アポイントメントセールスでの平均契約金額は100万円前後と、きわめて高額になっている。
ほとんどのケースで分割払いのクレジットが利用されている。
電話やハガキなどで「抽選に当たったので、賞品を受け取りにきてほしい」「特別に選ばれたので説明を聞きにきてほしい」といって呼び出す。
「モニターに選ばれた」「通常は高額所得者しか会員になれないが、キャンペーン期間なので、特別名簿からあなたが選ばれ、特別に会員になれる」などということもある。
20歳前後の若い男性を対象とするものが多い。
目的を隠して呼び出して契約の勧誘をしようとするもので、「アポイントメントセールス」の一種である。
アポイントメントセールスの変形で、入り口が携帯電話などの出会い系サイトになっているものである。
20歳前後の男女が狙われる。
電話によるアポイントメントセールスと違い、女性にも被害が多い。
出会い系サイトにアクセスしてメールのやりとりをするようになった相手から、「直接会いたい」といわれて出向いたところ、「近くに自分が働いている会社の事務所があるから、ちょっと見ていかないか」などと誘われて、連れていかれて契約をさせられる。
数十万円から100万円前後のジュエリー類を販売するものが多い。
相手から「私がデザインしたものだ」「買ってもらえるとうれしい」「あなたをイメージしてデザインした」などといわれることもある。
デート商法の特徴は、メールのやりとりをして親しくなったような雰囲気を作っているため、呼び出されて出向いていくと、きれいな若い女性が説明担当者として出てくることが多い。
なかなか話の本筋に入らず世間話などで数時間を費やし、本来の目的の話は何だろうと相手になっているうちに帰りそびれて、疲れたところで契約をさせてしまうという、巧妙な方法を取る。
最近では、7〜8時間にもわたり勧誘されたケースもある。
興味本位で出向いていくと、思いもよらない被害にあう危険がある。
「彼女(あるいは彼)に嫌われたくない」とか「喜んでもらいたい」という男女関係の感情が働いて、本来であれば必要のないものを、相手を喜ばせるために購入しがちなことである。
事業者の狙いもこうしたところにある。
デート商法では何回もクレジット契約をさせられるケースが多い。
その挙句、多額の負債を抱え込んで、これ以上は契約させることは難しいという段階になると、相手が冷たくなって連絡が取れなくなったりする。
直接連絡しても無視され、居留守を使われるため、思いあまって会社に連絡すると、「多忙でいない」とか、「退社した」といわれたりする。
ここまできてようやく、「不必要な契約をさせられた」「だまされた」「解約したい」というもともと、契約と男女間の交際とは別の次元のものである。
男女関係の感情を利用して契約させようとする販売姿勢がそもそも悪質である上に、苦情をいうと、「恋人同士の痴話げんかでしょう」「そういう関係で契約しておきながら、会社に苦情をいうのは、悪質クレームだ」と開き直るケースもある。
出会い系サイトは、様々な犯罪の温床となっているが、悪質商法の舞台としても利用されて気持ちになる。
「モデルになりませんか」という場合には、モデル養成講座の契約や、「よい仕事をするためにはきれいになる必要があるから」と説明して、化粧品、健康食品、エステティックサロンの契約などをさせる。
「化粧品のアンケート」「お肌の無料診断」も、化粧品の販売やエステティックサロンの契約のための口実にすぎない。
分割払いのクレジット契約をさせるため、若者でも数十万円の高額な契約をさせられる。
一方、年齢層の高い女性を狙う場合には、「今、しあわせですか」「人生の転換期ですね」文句だ。
繁華街などで「アンケートです」と歩行者に声をかけて呼び止めている人をよく見かける。
ように街頭で歩行者に声をかけて呼び止め勧誘するものを「キャッチセールス」という。
路上で勧誘するケース、喫茶店やファミリーレストラン、近所の事務所・店舗などに連れていって勧誘するケースなどがある。
街頭で声をかけて見込み客を捕まえるという意味合いから「キャッチ」というわけである。
キャッチセールスは10歳代半ばから20歳代前半くらいの若い女性を狙うものが多い。
「モデルになりませんか」「化粧品のアンケートです」「お肌の無料診断」などが典型的な誘い「アンケートです」と称して、消費者に警戒させないで個人情報などを聞き出しながら契約の勧誘をするものである。
街頭で近づく「キャッチセールス」が典型だが、電話で「アンケートです」といって個人情報などを聞き出し、「声が素敵なので、一度会ってお話ししたい」「ゆっくり話を聞きたい」と呼び出す「アポイントメントセールス」もある。
自宅に訪問してくる「アンケート商法」では、子供用の学習教材、学習教室、家庭教師などの勧誘が多い。
巧みに子供にとり入り、その気にさせて、数十万円もの高額な契約をさせる。
あまりに大量で、内容が子供に合わないことが判明して、途中解約しようとしても応じないなどが典型的なものである。
「アンケート」は消費者を油断させて近づき、引き込み、説得するための手段になっている。
2000年代に入ると、街頭で年配の女性などに、膝の痛みを取るサポーターなどを配り、「健康によい話が聞けるから」と、販売会場に連れていくケースが増加してきた。
催眠商法の変化したものである。
「悩みがありますね」などと声をかけるものが多い。
霊感商法の入り口であることがココ山岡事件は、若い男性を中心に、「購入価格で5年後に買い戻す」特約つきで100万円前後のダイヤを購入させたが、販売業者のココ山岡が破産して買い戻しができなくなったことから、全国規模の被害者の会が組織された大事件であった。
なぜ、若い男性が5年後買い戻し特約つきとはいえ、高価なダイヤを買ったのだろうか。
ココ山岡は、全国の駅ビルなどに多数の店舗を持っていた。
駅前を歩いている若い男性に「アンケートに協力してほしい」と声をかけて、ピルのなかの店舗に連れていく。
購入をためらう男性に、「5年後に買い戻す特約がある」「分割で購入して、5年後買い戻しをしてもらえば、積立貯金と同じ」などといって強引な勧誘をしていた。
商法では経営が成り立つはずもなく、結局ココ山岡は倒産した。
もともとは通常の宝石販売業をしていたが、売り上げが伸びなくなったため、「5年後に販売価格と同額で買い戻す」特約つきの販売を始め、本来は購買者層ではなかった若い男性をターゲットに、強引な販売をしていたのである。
最初の段階で相手にしないことがポイントだ。
時間がたっと断りにくくなって被害にあいやすい。
若者の場合には、さらに「デート商法」に発展していくケースもある。
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